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ストーリー

2024年7月8日

ヤマナカグループ Story 1 お父ちゃんっ子な僕の話 

僕の初めての患者さんは お父ちゃん やね。

子どものころは、事業やってて忙しい父に

 

‘構って欲しい’

 

っていう気持ちが強かったんやろうね。

三男坊 末っ子。

可愛がってもらったけど、忙しくて構ってもらえない。
そんな寂しさがあったんやろうな。

 

そんな中、僕と お父ちゃん との貴重なスキンシップの時間があったのよ。
それが僕がお父ちゃんの首や肩を揉む時間

 

『あー。楽なったわ。ほんま、お前に首肩揉んでもらったら気持ちいいわ、ありがとう。』

 

今まで沢山の患者さんに同じ言葉を言ってもらってるけど、その原点は お父ちゃんからのこの言葉やね。

 

今もこの言葉が欲しいから、めっちゃしんどいけど、施術しちゃうんやろうな。

とにかく僕の人生に お父ちゃん の存在はめっちゃデカかっ
たね。

 

 

中学生の時に、『お前将来何になるんや?』って聞かれて、
サッカー選手
って言ったら怒られた。

 

 

何夢見たいなこと言ってるねん!って。

 

 

いやいや、でも、当時の僕は結構ええ感じで将来有望視されてたんよ。
ほんまに。
運動神経よかったんよね。

 

多感で反抗期の中学時代に、自信持って、周囲からも期待されてたサッカー選手への道!を

 

 

アホか

 

 

って言われて、僕は気がついたね。

この道じゃないんやなって。

 

そこは素直に思ったね。それで考えたのよ。
じゃあ何かって。

その時、家に来てた アメリカ大陸バイクで横断したりしてる 自由 な鍼灸師の先生が頭に浮かんだのよね。

あっ、これやって。

 

 

その自由な働き方に惹かれたのもあるけど、
実は、父は当時難病で、足を切断しないといけないと医師に言われてたのを、鍼灸受けて切断しなくて良くなった経緯があった。

父を救ってくれた技術と自由な働き方

 

中学生の僕には、ええ仕事や!これや!とね。

父に伝えたら

 

 

『ええな。分かった。』
となった。

 

 

でも、当時の鍼灸学校は、今と違ってコネ入学。

いくらか包んで鍼灸院で働かせてもらって、
そのコネで入学。
卒業後も、丁稚奉公が当たり前やった。

 

 

僕もなんとかコネで入学。
でも、丁稚奉公は嫌なので、鍼灸院を即辞めて自由の身に。

きっと恨まれてるやろな。

 

 

その後鍼灸だけじゃ食べていけないと知り柔道整復師の学校へ。

 

飲んで遊んでしすぎて、そろそろちゃんとしなさい。
というプレッシャーがかかり、柔道整復師の学生しながらアルバイトしたのが、辻クリニックさんやった。

 

 

違う病院行ってしまって面接遅刻したのに、面接してるその場で
『今日から出来る?』って聞かれて
はい!

絶対落ちると思ったのに、行った日から白衣着て患者さん触ってたわ。

 

懐かしい。

 

 

きっと、辻先生と波長があったんかな。
可愛がって頂きました。
ホンマ色々やらせてもらった。

 

 

辻クリニックに鍼灸院がなかったから、
やりましょうよ!って言って、鍼灸やらせてもらったら、ウケた。

 

 

鍼灸整骨院やりましょうよ!って言ってやらせてもらったら、めちゃくちゃウケて、3店舗構えた。

 

大繁盛したね。
めっちゃ儲けたわ。

いわゆる辻クリニックと連携して、バリバリの保険診療する鍼灸整骨院。

 

 

楽しかったけど、なんか違和感は感じてた。
まるで患者がベルトコンベアで流れてくるみたいな、感覚。

 

 

何年かして、辻先生から『ポルトガルやアメリカに面白い施術かるから見ておいで!』と言われ、まずはポルトガルに。

そろそろ自分の院を持ちたいと思ってた頃やった。

 

 

実際ポルトガルで自分の店出す準備が整って、あとは印鑑だけくらいになってた。

 

で、まぁその前にアメリカにも行っておいでって話があって、一時帰国して、さぁ!アメリカ行こうか!ってなった時に起こったのが

アメリカ同時多発テロ

 

 

あぁ、今は行くべき時じゃないんやね。
と告げられたようやったね。

 

 

それからポルトガルも断って、日本で院を待とう!と決めた。

 

どこでやっても成功する

その自信しかなくてね。
今本院やってる東大阪も、たまたまで。別に縁もゆかりも、方位もなにも関係なく。

 

 

そこから一緒に働いてくれる人たちに恵まれて、ヤマナカグループがスタートしたんだよね。

 

 

僕は人に支えられるタイプだから、阪口先生という番頭さんと東さんという門番がいてて助かったなぁ。

 

5時から日付が変わった2時くらいまで、三交代制で働くような働き方もしてきたし、めちゃくちゃ働いて働かせて、たくさんの患者さんの痛みを取ってきたけど、

 

やっぱり違和感があったんだよね。

 

 

痛い人は痛み取ったら来なくなる。
なんか、保険施術って、これでええんか?ほんまに患者さんの為になってるんか?繰り返しとるやんか。ってね。

 

 

その頃、整骨院の不正請求が色々問題になってた頃。

ヤマナカグループは、阪口先生という番頭さんが一切不正請求しないクリーンを徹底してたけど、それでも慢性の痛み持つ患者さんは来てしまう。

 

 

だって、痛い人ほぼ慢性やん。
それはアウトじゃないのか?白か黒かグレーかと言えば、白ではないでしょ?

 

そんな指摘をされた時に、
嘘と裏切りが嫌いな僕としてはムカついたのね。

こっち(整骨院)は、めちゃくちゃ白にしようと頑張ってもグレーになるのは制度の問題。

なのに、結果責任は整骨院側にあるって言われるのは理不尽やろと。

 

 

それなら保険やめよう。すぐやめると影響でかいから、10年かけてやめよう。

それから10年後。ほんまに保険やめました。

 

 

結構な決断やったけど、10年かけて、準備してたからね。

どんな準備??

 

自費専門にするから、ターゲットは慢性的な痛みや症状を持って、症状緩和じゃなくて予防したいと思ってる人。

 

自分の健康に投資することに価値を感じている人。
僕自身も、経営を学びたかったから社長さんたちと話したかった。

 

 

施術したら身体ほぐれるから口も軽くなって色々話してくれる。だから社長さんの患者さんが増えていった。

どうやって?

 

んー。

 

社長の身体触りたいって言ってたらそうなった。
言葉は言霊やからね。本気で思って、本気でやるかやね。

 

今のヤマナカグループ見てたら、自由とか、自費専門とか、今の形しかイメージ出来ないと思うけど、

ベルトコンベアみたいに患者さん回して、早朝から夜中まで、全員社員かアルバイトって時代もあったし、研修とか、課題とか、締め付けてた時期もあった。

お金は儲かるよ。

でもね、みんな不機嫌になるねん

なんかみんなしんどそうやねん

 

 

僕は周りの人には機嫌良くしてて欲しいのね。
だからずっとそのスタイルに違和感があったのかもね。

 

今のヤマナカグループが完成系とも思ってないし、今後こうなって欲しいとかもない。

 

ただ、今、色んなことを渡していくことをしてたら、自然と自分で決めて動き出す人が集まりだして面白いことがあちこちで起こってる。

 

 

今をしっかり見ていくことと、文字通り手が届く範囲の人たちが、機嫌良く元気で笑っててくれるように。

 

真剣にやる分、お金もいただく。

 

幼い頃、お父ちゃんに褒められた
楽になるわーありがとう。

 

 

それがやっぱり原動力やね。

それが僕のお話し。

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