新着情報
食事や運動に関する知識を深めてもらうこのコラム。
第二回目は、糖質制限ダイエットのお話です。
ダイエット!と言うと、最近はご飯を制限する方が増えています。
いわゆる炭水化物ダイエット。
食事を食べると、それらは消化つまりバラバラに分解されて胃や腸で吸収されます(主に腸)。
吸収された栄養素は血液中を流れ、必要な組織に運ばれます。
吸収された栄養素の中で特に大切なのが糖。
血液中の糖が増えると、インスリンがその糖を各組織に運んでくれます。
図:インスリンの働き
また急激な血糖値の上昇は、急激なインスリンの分泌を招き、結果急激な血糖値の下降を招き、さらなる空腹感を感じることも。
そして、怖いのが、この急激な血糖値の上昇に対応出来ない。つまり処理するインシュリンが分泌できないと糖尿病になってしまいます。
そこで、知識として大切になってくるのが、食品には血糖値を上げやすいモノと上げにくいモノがあるということ。
GI値と言われるのですが、GI値の低い食品は血糖値を上げにくいと言われています。
面白いのが、カロリーが高いとGI値が高いは同じではないという事。
やましたクリニック様HPより引用させて頂きました。
この図を見てみると、精製されている物がGI値が高い物が多いです。
同じような食品でも、精製白糖・精米・食パンなどの白い物よりも、玄米・ライ麦パンなどの黒い物を食べましょう。
と言われるのは、ここにも所以があるかもしれません。
さて。
血糖値を急激に上げて、処理しきれない糖質が脂肪に変わってしまう。
だから、血糖値をあげやすい糖質は制限したらいいじゃないか。
そんな考えで糖質制限されるダイエッターの方が多いです。
でも、お米が好き、パンが好き。
そんな方がいきなり’禁止’とされるとただたんにストレスになるだけ。
それよりも’なぜ好きなのか?’を理解することが大切です。
★パンが好き
★パンやお米を食べないとイライラしてしまう
★甘い物が好き
★むくみやすい
★柔らかい肌でぷにぷにしたお肉がついている
★食後眠くなる
★便はゆるくなりやすい
★雨の日は身体がだるい
★気持ちや体調の変化、生理による影響が大きい
★身体全体がだるくなりやすい
★歩く走るはほとんどしていない
★冷え性
こんな方は、ただ単に糖質を我慢しても痩せにくかったり、リバウンドの危険が高いです。
なぜでしょう。
それは、あなたの根本的な痩せにくい原因が「胃腸の弱さ」にあるから。
食事を食べて、消化できる力が弱いので、消化しやすい食材を選ぶようになってしまっている可能性が高いのです。
東洋医学で言うところの「脾」という消化機能全般を司る臓腑が弱っていると、「甘み」を求めます。
この甘み。スイーツだけではなくご飯や小麦などの穀物も入ります。
この「脾」を元気にしない限り、いくらタンパク質を食べても、弱い胃腸に過酷労働させるので、身体は元気にはなりません。
また「甘み」は身体の緊張をほぐしてくれるので、我慢したご褒美にと、ついつい甘い物の過食に走ることも。
ご飯をやめて、鶏胸肉を食べろ!
そんなに簡単なことではありません。
まずは、ご飯じゃなくても、鶏胸肉でもちゃんと消化出来る丈夫な胃腸を手にすることが大切!!
また、このタイプの方は身体に余分な水分が溜まっていることも多いです。
その水分を上手に排出出来るようになれば、それだけでも身体は軽くなります。
このタイプの方に、まず糖質制限前にやって頂きたいこと。
それは
★早食いは絶対NG→ゆっくり噛んで食べて下さい。
噛むというのも、大切な消化の一つ。
食事を良く噛んで、小さくしてから飲み込むだけでも、胃腸への負担は減ります。
仕事の合間に食事を摂る場合は特に早食いになりやすいです。
その場合は、お粥などがオススメです!
★冷たい飲食も控えて下さい(アイスクリームやジュースはもってのほか)
冷たい飲食を口に入れると胃腸の働きは止まります。
口の中で暖めてから飲み込んでも同じと言われています。
このタイプの方は、内臓冷えしている方も多いので、積極的に暖かい飲食を摂られる事をオススメします。
生野菜サラダをスープに変えるのも○
ヨーグルトも温めてから食べるのが○
★食べる順番に注意
まず、油のついた野菜もしくは発酵食品から食べて下さい。
つまりドレッシングをかけたサラダ。もしくはお味噌汁など。
炭水化物は一番最後に良く噛んで食べて下さい。
★目標体重になるまで油+砂糖+炭水化物食品は控えて!
油+砂糖+炭水化物のトライアングル食品は、魔の食べ物です(笑)
その代表格はドーナッツ・菓子パン。
ぱっと食べるものを見たときに、炭水化物の揚げ物に砂糖やシロップなどの甘みがついているものだった場合、見なかったことにして逃げましょう。
いかがでしかた?
食事を食べると、確実に血糖値は上昇します。
しかし、その上昇速度をゆるやかにしてあげると、ダイエットだけでなく糖尿病のリスクも下げられると言われています。
炭水化物ダイエットは誰でも向いているダイエットではありません。
その名前から、炭水化物好きな脾の弱い人ほどチャレンジして失敗することも。
ただ食事を制限するのではなく、ご自身の身体(今回は特に胃腸)を整えてあげることもとても大切です。
身体から余分な水分が抜けて、身体が軽くなれば運動も楽しくなります。
運動したら、もっと動きたくて筋肉をつけたくてタンパク質を意識して食べたくなります。
そんな+循環になるためにも、まずはご自身の体質改善&体質に応じたダイエット方法を試してみて下さいね!
ヤマナカグループの施術家はダイエットのご相談も可能です!
施術はもちろんトレーナー陣による運動サポートも行っています。
ぜひお問い合わせ下さいね!