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急激に季節は進み、暑い日々が続いていますね。
山中鍼灸整骨院を含む、ヤマナカグループの治療院にも「なんだかダルくって」そんな患者さんが増えて来ています。
暑さだけでなく、湿度も高いこの時期は、身体に余分な「水」が溜まり、ダルさを感じやすい時期です。
よく患者さんに「水」ってなんのこと?
って聞かれます。
今日はそんな水のお話。
東洋医学では、身体の構成要素として「気」「血」「水(すい)」という3つがあります。
簡単に言うと、「気」はエネルギー。
血液を全身に巡らすのも、食べたものを消化して栄養に変えるのも、身体を病の元から守る(いわゆる免疫)のも、皮膚から汗を出したりするのも、「気」の働き。
そして、「血(けつ)」
これは、血液と同じ栄養素としての役割と、潤いを与える役割なんかもあります。
そして「水(すい)」
これは、身体の中の血以外の水分ととらえてOK。
そして、この水が余剰になったり、巡らず滞ってしまって出来上がるのが「湿(しつ)」というもの。
身体の中にある「気」「血」「水」が過不足無く、滞りなく、澱まず、全身を巡っている時はとても健康です。
しかし、これらが不足したり、過剰になったり、滞ると、色々と症状が出てきます。
「湿」とは、「水」が余剰になり、滞った時に出来る物。
この湿が身体に出来てくると、とても身体が重だるくなります。
そして、消化機能全般も働きが悪くなります。
そして消化器に負担がかかると、更に湿が出来やすい状態に。
この時期、気候的に湿度が高くなるので、湿が出来やすいという事もありますが、
冷たい物の飲食により消化器の機能低下を起こし、結果として湿が体内に出来てしまっているケースが多くあります。
アイスクリーム。
氷入りの飲み物。
ビールなどのお酒。
過食は気を付けましょう。
もし、これらを摂ることが多く、身体がだるいなら、是非胃腸を温めるような食事を心掛けて下さい。
少なくとも朝にお白湯を飲むなどされるもの良いと思います。
さて、湿の話に戻ります。
湿には「寒湿」と「湿熱」があります。
ようは、寒いか熱いか。
寒湿は
体質的に冷えやすい人(東洋医学でいう陽気不足の人)は、冷たい物や生ものの過食で寒湿を形成しやすいです。
寒湿が出来ると、こんな症状が現れます。
- 手足の冷え
- 下痢や軟便
- お腹が張る
- 尿が多い
- 水のような鼻水
- 舌に白くて分厚い苔が出る
こんな方には、まず身体を温め、水が流れやすいように温かい気(陽気)を補ったり、
胃腸を整え、湿を排除するような施術を行います。
湿熱は
体質的に陽気が亢進気味の人が、味の濃い物や、お酒を過剰に摂る事で、湿熱を作る傾向にあります。
湿熱が出来ると、こんな症状が現れます。
- 湿疹
- 痔
- 熱性の下痢(軟便)
- 黄疸
- 黄色い鼻水、タン
こんな方には、まず身体を涼やかにするよう余分な熱を取り除いたり、
出来てしまった湿を取り除くように施術を行います。
また、弱っている臓腑も整え、湿が出来にくい状態にしていきます。
また、最近多いアトピー性皮膚炎。
湿熱が原因の方もいらっしゃいます(アトピーは他にも湿熱以外の原因の場合もあります)。
湿が身体にある事で、全身のダルさ、下肢の重たさを感じ、むくみが特に辛い症状として目立ちます。
また、身体の中に湿があると、近頃のように湿度の高い日や、雨降りの日に体調を崩してしまう傾向が強くなります。
雨降りの日は、身体が特に重い
やる気が出ない
湿疹が増える
お腹の調子も良くない。
むくみが気になる。
そんな方は、是非一度ヤマナカグループの治療院で鍼灸を受けてみて下さい。
人によって、体質は様々。
お一人お一人の体質から、的確に必要なツボへの刺激を行います。
むくみの施術を行うと、施術後トイレに行かれる方が多いです。
そして、しっかり水分補給して頂きます。
むくむから、水分を控えると言う方も居ますが、それはオススメ出来ません。
余分な湿を取り除き、きれいな水分を補給する。
そして軽くなった身体でしっかり呼吸をし、そして食べ物のきちんと消化する。
そんな身体になれば、むくみも軽減し、身体のダルさも軽減していきます。
気になる方は、是非お問い合わせ下さいね!
ヤマナカグループ パートナー
神谷鍼灸あん摩マッサージ指圧師でした。